マイツールの基本コマンドに

F(Format) 作表する
E(Entry) 入力する

があります

Fドンからスタートする人は、アウトプットを想像・イメージして仕事をすすめます
どういう形でデータを溜めれば欲しいアウトプットを導き出すのに便利なのかを逆算して
その溜め方を考えます

それには考える力 すなわち創造力が必要です

Eドンは決められたフォーマット(表)に入力するだけ
妄想も想像も働くことはありません

ここには「天と地」ほどの差が存在します

アウトプットから逆算して、計算するところ(プログラム部分)を自分で考えたり、加工するところに
マイツールの楽しさがあるわけですが、その結果が想像と違うことも度々です
(そこからまた、新たな思索が始まるわけですけど・・・)

作業だけを労働と捉えて、自分でその結果を検証しないのはもったいないです

そして入力の際、入力エラー(データエラー)と論理エラーはアウトプットまでは出てきます(答えが間違っていても)
「作業」として入力していれば、答えが間違っていても、感覚的におかしいと感じることが出来ずそのままスルーして、行くのです

もし自分がある程度プログラムの中身をわかっていれば、また「仕事」と認識していれば「これはおかしい」と経験と勘が教えてくれるのです

出てきたデータ(数字)が合っているのか間違っているのかを判断するのは、人間しか出来ません

これは自分で「Plan-Do-See」を完結させる仕事とまったく同じです

決められた「作業」に終始するのか、創造的な「仕事」にするのかは意識の違いですが
その差は大きいと思うのです

「電子計算機」 確かにコンピュータはそうなのですが
だからといってオフコン的に利用するのはマイツールが泣きます(可哀想です)

マイツールは「情報処理機」 「意思決定機」なのですから

〈初出日2016.0915〉