キャリアや職位によって、求められるスキルは変化します

社員は目の前の仕事(作業)をきちんとこなす
リーダーは1ヶ月の目標をクリアする
幹部は経営計画書の1年間を逆算して行動する

ここまでは管理者の範疇になります

そして社長と知的ワーカーの仕事は、「ビジネスモデルの創造・構築」です

雑務から解放され、知的ワークに必要な環境のなかでQの創造に思考を費やす
それには科学的に向き合うことが必須です

科学的とは
1.データベース・ファクツベースをもとに情報を収集すること(客観的視野で)
2.集めた情報を本質的に見ることができたり、処理すること (学問的視野で)

「なぜこうなのか?」
「どうしてこうなっているのか?」

本質がわかれば対応が考えられる

ところが、前例がこうである
前任者の引き継ぎでこう云われている
弊社は何年もこの方法でやってきている

そこには、なんらひとつの(科学的な)根拠はありません

きのうのことは、もうクズなんです
過去のデータの延長には未来はありません   洞察し想像し妄想するしかない

それも科学的・合理的にです

見えるところをやるのが管理者
見えないところを洞察するのが経営者

10年先を考えて、
あるいは10億のPQを見すえて

水平線の向こうを考える、想像する、デザインする

10年先の自分たちの有り様から、今を逆算して「意思決定」をしていく
お客様の利便性はどうなのか
買いやすい環境は作れているのか

10年先の自分たちの姿を考えて、今を行動する
システムを構築する
設備投資をする
商品開発をしていく

そのための資金を手配したり
新卒採用活動や
社員教育があるのです

水平線の向こうを想像する、考える
遠くを見るためには、高い志を持つことです

最も高く飛ぶカモメは、最も遠くを見通すからです

〈初出日 2017.0608〉