『夢なきものに理想なし、
理想なきものに計画なし、
計画なきものに実行なし、
実行なきものに成功なし、
故に、夢なき者に成功なし』

出典は幕末の思想家、吉田松陰です。

MGでは、成績<期数<交流<成果<向上と云われています。

期数なきものに交流なし
交流なきものに成果なし
成果なきものに向上なし
故に、期数なきものに向上なしです。 

もちろん、本人がどのようなMGをして期数を積むのかが重要です。

どんな交流をすれば良いのかも期数を重ねれば分かってきます。
そして、人間性や霊格の向上を図ろうとすると交流のやり方も自ずと分かってくるでしょう。

向上(心)とは、経営者なら経営理念の実現、個人なら人生の目的の追求がそれにあたります。
共通して云えることは、経営者であろうがそうでなかろうが、人生の目的は人間性の向上・霊格の向上である
ということです。

MGは自分で向上する気持ちを持たなければ、何期やっても時間と費用の無駄にしか過ぎません。

さて、経営理念です。

理念なきものに教育なし
教育なきものに計数なし
計数なきものに計画なし
計画なきものに実践なし
実践なきものに成果なし
ゆえに理念なきものに成果なし。 

経営者のみならず社員全員で計数に強くならなければ、せっかく作った経営計画は絵に描いた餅にしか過ぎず、
結果的に実行もおぼつかないことになります。

数値目標があっての実行計画だからです。 

社員全員に計数(経営)教育をするということは、理念を経営に実現する上で不可欠になっています。
情報の公開(数字を開示)をしても、社員がその意味するところを理解できないということは
自分たちの置かれている現在位置もわからず、またどこへ進めばいいのかも分からずにハンドルを握っているようなものです。

レーダーのない闇夜の航海、ヘッドライトを点灯しない夜道の運転です。

なぜ、理念が必要なのか?
それは「意思決定」における決定的基準となるからです。

計数が理解できるようになれば、今度はハンドルを切ったりブレーキをかけるタイミングが重要になります。
その判断の拠り所になるのが他ならぬ「経営理念」です。

法律でもなく、計数でもない最終判断の拠り所となるもの。
それが経営理念であり、志です。
理念には経営者の人間そのものが反映されるのです。

以上の理由から経営理念には真善美の要素が不可欠です。

1.真… 科学性に裏付けされたもの、論理的整合性はあるのか? 

2.善… 人間性・社会性はあるのか? 社員を含めた企業構成員全体のしあわせにつながっているのか? 
 そして地域社会や環境と共生できるものか。

経営者の都合だけのものになってないか?

Y理論(性善説)に基づいた人間愛、正義心、誠実、道理の思想があるのか。
そこには法律に抵触しなければ良いという考えはありません。
自分達の良心や徳に向かう心が判断の指標です。 

3.美… それは心に響く、簡潔で美しい言葉で綴られた文章か。

正しくMGを重ねることは、砥石で経営理念つまり人間性を磨いて行くことなのです。

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〈初出日 2019.0509〉