MGの第1期では、必ずお金(お札)を使用します

1.現実とゲームの橋渡し

初めてMGに参加する人はここで、現実から誇張されたマンガの世界へと誘導されて行きます

何が誇張されてるのかは、それはMGで学ぶ要点です

MGは実際の経営に似せてはいますが、実は似せてはいけないのです
勉強して欲しいことを際立って強調させることで、参加者はそれをイヤでも学んでいきます

今はキャッシュレスになって、売掛金もいまでは殆どが銀行振り込みになっています

しかし、企業にとっては売ったあとの売掛金を回収できて初めて「仕事が完遂する」という意識をここで持って欲しいのです

5個32円で販売して、すぐに意識を回収に向かわせる
現金を使って回収することで、そこへ意識を向かせる

「お金を使う」ことにはそういう意味があります

2.経営には「マイナスはない」ことへの認識

現金はどんどん投資や材料の購入で減っていきます

経営には順番・セオリーがあります 

Fから始まるという順番です 

どこまでいいのか?
0円までは行ける

でも1円でも資金がショートすることは「倒産」を意味します
会計上黒字でも、現金がなければ企業は倒産です

現金という血液がなくなれば、企業という有機体は死んでしまいます

3.現金がないと何もできない

経営において何が恐いか?

それは身動きが取れない恐怖です 

材料の購入あるいは商品の仕入れから何から何まで
なにをするにも、意思決定とお金は表裏一体の関係です

経営にとって、社長にとって一番留意することは
「資金繰り」です

売掛金の回収は”全員で目を光らせる”くらいでちょうど良いのかも知れません

そんなことを第1期のお金を使うことで、勉強して欲しいと思うのです

〈初出日 2016.1129〉