情報の3段活用

「戦略経営システム」より(経営実務出版)

なぜMGの次はマイツールなのでしょうか?

経営データを意思決定に活かす、あるいは数字がわかる とはどのようなことでしょうか?

具体的には3つの段階があります
どうするのか詳しく見ていきましょう!

〈第1段階 データ〉
経営には様々なデータ すなわち生産や販売データ・経理データがつきものです

販売だけを見ても
・商品別販売データ
・得意先別(顧客別)販売データ
・担当者別(店舗別)販売データ などが思いつきます

ただこれは単なる文字データ・数字データが並んだ「結果」にしかすぎません
それを眺めているだけでは、当然何も起きません

〈第2段階 インフォメーション〉
販売ソフトや会計ソフトからCSVではき出したデータをマイツールにコンバートします
(CSVデータ→エクセルデータ→マイツールの順番でもかまいません)
それを取捨選択・加工します

販売データを例に取れば、そのフォーマットは「何を」「いつ」「誰に」「どのように」
「なぜ(購買理由)」「いくらで」などの5W2Hが基本です

この中から隠されたシグナルを見つけだす、探しだす作業が利用技術です
どの商品(得意先)を伸ばして、どれを捨てるのか?
どの分野に経営資源を集中させるのか?

想像を働かせ、妄想をかきたたせます
そこから次の一手が見えてきます
新企画や新商品のヒントがそこかしこに隠されています

ただの数字の羅列にすぎなかったデータを、「意味のある情報」に変えていく

「情報の処理・加工能力」

それは陳腐化しないどころか、経験によってむしろ蓄積され、研ぎ澄まされていくものです
(その質とレベルは向上していきます)

〈第3段階 インテリジェンス〉
第2段階のインフォメーションを意思決定のための情報に精錬・昇華させます
つまり「明日からの行動につながる情報」「人をモチベートする情報」にすることです

謙虚な気持ちで、データ(お客様)と真摯に向き合うこと

具体的な指示と共に、グラフや表にする → STUVは人を動かします

MGは「自由と情報による管理」をめざします
主体者は社長ひとりだけではなく、社員全員です

それを具現化する道具はマイツールです

〈初出日 2017.0413〉