人を生かす経営とは具体的にはどういうことでしょう。

生きるとは生物的に存在・生存するという意味ではありません。

人は、人として生きる意味や目的を持って生まれて来ていますから、
人生の大部分を過ごす社会人期間(引退後も含めて)は、その目的を達成しようとする期間でもあります。

また、人はその人生において企業(組織)に所属する期間はその半分にもなります。

人生の目的で一番上等な概念は、人生理念の実現です。(自己実現や奉仕欲求の実現がこれに相当します)
その人生理念を達成するための手段として組織(企業)があります。

何故ならば、人は何らかの組織に所属しなければ人間としての社会生活を維持できないし、組織の発展がなければ自己実現のための向上にはつながらないからです。

つまり組織自体の維持・発展がなければ、自分自身の目的達成も成らない理屈です。

この「共通目的、共通意識」こそが、組織構成員で行う全員経営の原動力(推進エンジン)になります。
両者(労使双方)の共通意識や認識が一致すればするほど、この推進力は強力です。

組織を健全に機能させる手法のための思想(Y理論的考え方)や道具(マイツールとポケコン)の使い方やデータの生かし方を学ぶ。

手段としての組織を上手く運営するには人間性を尊重する思想と科学的手法の両輪が必要です。

そして条件としての利益(G)やMQが存在するわけであり、そこには科学的なアプローチが極めて合理的で有効であるはずです。

我々のめざす「全員で経営をする」姿はここにあります。

MG研修の案内はこちらです。

〈初出日2022.1013〉