MGの3段階

 

「道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である」(二宮尊徳)

経営理念やビジョンがない会社が行う経済活動は矛盾を作りだし
利益を出せない会社が唱える経営理念は無意味です

会社を経営する上では「経営理念」と「結果としての利益」の両方が必要になるのです
キレイごとを並べるだけでは人はついてきません
しかし、お金を持っているだけでも人はついてこない
だから、論語とそろばんの両方が必要になるわけです(Y理論とポケコンかも)

MGには3種類あると云われています

いわゆる「力のMG・頭のMG・心のMG」です

それぞれが別に存在するのではなくMGの期数やその学びの習熟度の段階の違いだと思います (MGの3段階というべきかもしれません  そしてそれがその人の“格”と云われるものです)

ですから「力のMG」なくして「頭のMG」はないし、この2つの修得なくして最後の

「心のMG」へは到達し得ないのです

 力のMGとはゲームに勝つことに執着することで考える力を涵養することです
「どうしたら売れるのか」を必死に考えることで、それは現実の経営とまったく同じです
市場に棲み分けなどありません    あるのはライバルとお客さまだけです
力のMGとは厳しい自由競争市場のなかで勝ち抜く力のことです

頭のMGとは経営科学・利益最大化の科学を現場で実践する力です
日々の意思決定に科学を付加させることで楽にニコニコ銭儲けをする力を身につけることです

心のMGとは人を愛する・信じる・許すということでしょうか
その人の将来のためにあえて厳しくする  その人の成長を信じて待つ

やさしい、楽しいだけのMGではけっして到達し得ないものがある
そんなMGができれば最高ですね

それぞれのキーワードはさしずめ
「考える」  「儲ける」  「愛する」でしょうか

そしてそれは西研の6段階のように順番に勉強して上がっていくべきものなのでしょうね

〈初出日 2015.0105〉