「なぜMGとマイツールは経営の両輪なのか?」

「マイツールで何をするのか?何ができるのか?」という質問にお答えします。

前回の講義でもお話ししましたが、「情報処理能力」とは日々の経営データを加工、分析して「情報」や「インテリジェンス」
に昇華させる技術・考え方のことです。

我々のまわりには、日々膨大な量の情報が溢れています。その情報にも様々な種類と質があります。

経営情報には大きく3種類あります。 情報量が少なくなるほど、その質が向上すると考えてください。

脳力開発の創始者、城野 宏氏はこれを甲・乙・丙と3段階にしました。

甲情報  自分の目で確かめた情報
乙情報  信頼のおける者からの情報
丙情報  第三者情報(新聞やマスコミ記事あるいはうわさ)

1.データ       これは日々の業務から発生するものです。いわゆる丙情報もここに含まれます。
2.インフォメーション 戦術(管理)に使われるものです。
3.インテリジェンス  戦略(経営の意思決定)に使われるものです。

膨大な情報を取捨選択(ソート)することによって、1番から3番へと順番に整理・整頓されていきます。

さて、本題に戻って「マイツールの使い方」です。

この情報処理過程を料理に例えるとデータベースが「食材」、情報処理能力が「調理方法」、
インテリジェンスに仕上げる(昇華させる)ことが「盛り付け」です。

調理には道具が必要ですよね。
その道具が「マイツール」なのです。

また、いくらレシピ通りに調理しても素人はプロにはかなわないように、
情報処理能力の向上には、たゆまない訓練と勘と経験が必要です。

これがマイツール習得に必要な3つのKです。

経営者のみなさんは勘と経験はあるのですから、あとは努力(訓練)しかありません。

マイツールのことを、かつての名機「ゼロ戦」に例えたMG界の大先輩がいましたが、
まさに正鵠を射ていると思います。 (マイツールとゼロ戦

素人でも使えばそれなりに結果が出て、名人が使えば名刀正宗なみの切れ味を発揮するのが
マイツールです。

なんの変哲もないただの数字が、マイツールという名機にかかるとまるで命を吹き込まれたかのようにインテリジェンスに生まれ変わる。

MGを経験したあなたには、そんなゾクゾクする世界を体験するチャンスが目の前にあるのです。

〈初出日2020.0318〉